2001/09/08

タンゴのカウントの取り方(踏風)

タンゴには「SQQS」とカウントする足型が多い。
Closed Promenade や Open Promenade それに Back Corte などのベーシックフィガーが、その代表でしょう。
「SQQS」を4拍で踊るのは絶対に間違いで、6拍で踊るのが正解です。即ち1小節半で踊ります。
くどいですが「123456」で踊ります。
「12でS、3と4がそれぞれQ、最後の56がS」
間違っても、淡々と1234で踊ってはいけません。

しかるにであります、ジョンウッドがNHKの講師をしている時に言っていました。
「自分達のカウントの取り方で踊ろう」と・・・・。
「そんなアホな」であります。が、実際に彼が踊りながらカウントを言ってくれているのを聴くと「なるほどこれが芸術としてのタンゴのリズムの取り方か」と納得したものでありました。
教科書通りに踊っては芸術にならないということなのでしょうか。

芸術論はさて置いて・・・

私はクローズドプロムナードを次のように踊ります。
(男子)前の足型の終わりのカウントでロアをしておいて、右足をサポーティングフットにしておいて、左足を前に送っていきます。
「スロー」と左足を滑らせていき、「スローオッ」の「オッ」で左足の上に腰ごと体重移動し、左足体重のまま次の右足を前に出してしまいます。
第一Qで右足に体重移動しながら、女子と正対してしまいます。それのみならず、次の右足をLODの方向へ出してしまっておきます。
3歩目の左足をLODの方向へ出してしまっておきますが、体重は右足の上に立っておきます。
3歩目の足を出しているのにカウントは未だ第一Q(3)のままです。第二Q(4)ではほとんど何もしてません。
4は強いて言えばお休み、5でやっと3歩目の左足の真上に体重移動。
5で3歩目の左足の真上に体重移動すると、右足に変な力を入れていない限り、カウント5の終わりには、右足は左足にほぼ揃っているはずです。
カウント6でその揃った位置で右足に体重を入れ替えれば、クローズドプロムナードになりますし、カウント6でその揃った右足をちょっと前に出せばオープンプロムナード、ちょっと後ろへ出せばバックオープンプロムナード。
ちょっと、スタッカートなイメージだと自分では満足しています。

この私の踏風に対応するためには女子は次のように踊る必要があります。
ほとんど男子と同じなのですが、ポイントは2歩目第一Qの左足の上で男子に正対を完了しておくこと(首は体にくっついたものなので無理に顔を返さなくても首の向きは変わります)。
そしてこの2歩目第一Qの左足の上で3歩目の右足をLODの方へ出してしまっておくこと、
でも体重は2歩目第一Qの左足の上のまま。第二Q(4)ではほとんど何もしてません。
4は強いて言えばお休み、5でやっと3歩目の左足の真上に体重移動。
5で3歩目の左足の真上に体重移動すると、右足に変な力を入れていない限り、カウント5の終わりには、右足は左足にほぼ揃ってしまいます。
で、カウント6で男子がその場で体重の入れ替えをすればクローズドプロムナード、6で男子が足を動かしたらオープンプロムナードか、バックオープンプロムナードになる。

バックコルテ(Back Corte)でも私は同じタイミングでやっている。
即ち、4は強いて言えばお休み、5でやっと3歩目の左足の真上に体重移動。
6で足の踏み変え。

ちょっと、リバテク風ではありません(^^;

リバテク風の踏風があります。
私の踏風との差は第二Q(4)で3歩目の男子左足、女子右足に立ってしまっているということです。
大抵、勢い余ってカウント5で4歩目に立ちきってしまう。
カウント6が余ってしまう・・・この余った6で次の足の準備をするのだと私の団体レッスンの先生は言うのだが、私は私の踏風が身に染み込んでるものだから、なかなか踏風を変えられない。

ああ、また団体レッスンの爪弾きものになるのだなあ。



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タンゴのカウントの取り方(踏風)



Last updated: 2001.09.08 First updated: 2001.09.08



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