Cross-Column2

2000/11/27

ロボット歩き(側対歩)

ダンスでウオークの練習をする際に、普通に腕を前後に振って前進してみろって言われることがある。普通に歩けば、右足が前進するときは、左腕が後ろに降られるはずで、手と足は互い違いに振られるはずである。こんなことは無意識にやれば簡単至極なのであるが、ダンスの動きとして歩いてみると意外とロボット歩きになって、先輩達に笑われる。後退ウォークになっては、もう絶対と言っていいほど、ロボット歩きになる。

幸い、スタンダードでは両手を前後に振って動く必要はないので、ロボット歩きだろうがなんだろうがこんなことは余り気にしない方がよい。が、どうしてもロボット歩きになってしまうのが嫌だという人は、次のようにやれば、ロボット歩きは簡単に直せるので、試して下さい。

普通に立って、手を振りながら、その場足踏みをやります。これは腕の振りは簡単に自然に互い違いに振ります。その場足踏みを何回かして、そのまま歩き出します。腕の振りを間違えることは、余りありません。何歩か全前進したところで、またその場足踏みを何回かします。そしてそのまま腕を振りながら、後退を何歩かします。多分、簡単に腕の振りは正しく互い違いに触れるはずです。ロボット歩き脱出に困ったときは試して下さい。



骨盤歩行



教え魔的社交ダンス理論
○ スタンダード = × モダン

ロボット歩き(側対歩)



First updated: 2000.11.27



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2000/11/23

私のジルバ感


ベーシックステップ(フォーラウェイロック), チェンジオブプレイス 〜ゼロから始めるカジュアルボールルームダンス【ステージ6】ジルバ ① by Flow Dance Company / 竹田マサフミ&諒子

2:31 ベーシックステップ(フォーラウェイロック)
 カウント5の足のヒールは着床させない方が良い。







ジルバ、35年前、学生だった頃の「いーちに、いーちに」とカウント(2歩)するあの微妙なタイミングは、もう、身体が忘れてしまっているので、ここでは割愛。

私の知ってるジルバは6カウントで踊るもので3種類、4カウントで踊るものは1種類、カウント無視のもの数種類。最後のカウント無視のものの中には良くも悪くも奥の深いものがあるようです。が、これもここでは割愛します。

大きく分けて4種類ですが、それに各人の個性とか、男子休憩用とか、もうむりやんこ流とか、女子におまかせ流とか、よくわからんがとにかくがんばろう流とかの要素が加わって、いろんなジルバが出来上がるかと思います。(とりあえず自分の世界のことで喋ります。多少のこじ付けや独断偏見があると思います。私としては力作のつもりなのですが、読まれなくても恨みません。)


        リズム (カウント)
1.入門者用  QQQQQQ  (1)(2)(3)(4)(5)(6)
2.多数派流  SSQQ  (1  2)(3  4)(5)(6)
3.教科書流  SSQQ  (1  2)(3  4)(5)(6)
4.4カウント QQQQ    (1)(2)(3)(4)


団体レッスンでは「1で足を横に開いて、2で残りの足を揃えて来て、チョン」と習い始めます。当然始めて習うわけですから「1で足を横に開いて」と言う所で、即ちカウント1で体重移動してしまっておいて、次の2でどうするのかなあと待っています。(ここでもう体重移動してしまっているという事が多くの場合一生続きます) そして2チョン。
3、4も同様。
5はわかりやすく1と同じ歩幅でフラット。(バックバランスで前足が宙に浮いてしまう人が多い)
6の足に乗り返すのだが、乗りきれない。そして、あわてふためいて1へ。
あわてふためくもう一つの理由はやっぱり6カウントということでしょうか。普通のダンスの基本ステップは一小節なのですが、ジルバは一小節半なのです。ブルースもこの点ではやはり難しい部類のダンスになります。馴れないリズムで本当にまごつきます。

踊りこんでいくうちに、1チョン2チョン56というのから、SSQQと動くようになります。しかし体重の乗り方はカウント1で乗ってしまうというところが入門者用とほとんど変わりません。5の歩幅が大き過ぎるとかヒールまでついてしまうというところも改善されないまま、ジルバの講習は終ります。競技選手になったとしても、多くの場合もう二度とジルバを習うことはなく多数派流に磨きをかけていきます。

三番目の教科書流。
第1Sは第1拍でポイント、第2拍でフラットにし全体重をかける。
第2Sは第1拍でポイント、第2拍でフラットにし全体重をかける。
第3歩はしっかりと床を捉えるがHは床につけない。
第4歩で前足に全体重を戻し、フラットにする。

さて、多数派流では第1拍と第3拍で体重移動してしまう。対して教科書流では第2拍と第4拍で体重移動する。「この差はおおきいよお」であります。体重移動のタイミングが確実に1拍違います。男女間にこの差があるとき、皆はどうしてるんだろう。教えて欲しいところです。が、私のジルバがおかしいのかもしれない。恥かしくて聞けない。私の永遠の課題です。


カウント2で乗るというのはとても簡単には説明できない。
それでも敢えて書くなら、とても・とても くどくなりますが・・・。


前のカウントの6で第1歩の足を少し出してしまっておいて、
カウント1で6の足の足の裏をしっかり使って身体を送ります。
カウント2は乗るだけですが次の送りの準備をしておきます
というかカウント2の間に第2歩の足を少し出してしまっておきます。
(回転のないベーシックではもとの足に戻るだけです)

カウント3で第1歩の足の裏をしっかり使って身体を送ります。
カウント4は乗るだけですが次の送りの準備をしておきます
というかカウント4の間に第3歩の足を少し出してしまっておきます。

第3歩は決して大きく開いてはいけません。第3歩のつま先は第2歩の土踏まずぐらいの所に置きます。勢いで多少歩幅が大きくなるかもしれませんが。そして第3歩で大事なことはしっかり体重移動することも大事ですが、次の第4歩に体重移動する準備を身体の中でカウント5の間にしておくと言う事です。

カウント6は乗るだけですが次の送りの準備をしておきます
というかカウント6の間に第1歩の足を少し出してしまっておきます。
カウント1で第1歩が出てくるようではカッタルイです。


「次の送りの準備」というのはワルツで言えばロアのことかな。でも、ワルツではないからロアではない。

「次の足を出しておくが」と書いていますが、重心はちゃんとサポーティングフットの上にあります。決してふらついてはいけません。あせってもいけません。ゆっくりゆっくりです。

空いている女子の左手は慣れるまでは下げない方が回転しやすいです。廻りが許すなら左手はほぼ水平のままにしておいたほうが良いかと思います。ダンスで回転するときは、両肘の高さを同じにしておいた方が、バランスが良くなると言うことは、種目を問わず念頭に置いておいた方が良いようです。



ジルバは第2と第4拍にアクセントのある曲の方が良いそうです。つまりカウント2で乗るほうがソウルぽくって良いと言う事なのだと思っております。



回転のある足型については女子はもっと大変です。1歩目で回転してしまっておいて2歩目は単に後退というのがあります。それも本当に基本的な足型に・・・。(チェンジオブプレース、クレードル、アメリカンスピン)

1で廻って2で足りない分廻ってなんてのは情けない。1の足を出すときにもう既に足が回転方向に向いてがに股になっています。そういう女(ひと)は、たいてい、男子をてこにして廻ります。自力で回転して欲しいものです。


この1歩目だけで180度回転するというのは、ものすごく大事な技術です。この技術を掴めば、ルンバもスタンダードもきっと良くなるでしょう。(多分(^^;)

1歩目で回転をほぼ完了する為にはカウント6でしっかり態勢を整えておく必要があります。この態勢を整えるということの為に不要とも思える56があるのだと思います。
6から1の間に何をすれば1歩目だけで回転できるでしょう。大いに自分で研究してみて下さい。

「いーちに、いーちに」とカウントするジルバはこの意味で非常に難しかっただろうと思います。昔の人は偉い。


昔、ミニ・タイト・スカートが流行っていました。
ミニ・タイト・スカートでは脚を開けません。
このことが上手にジルバを踊るのに都合が良かったのかもしれません。
不思議なんですが、歩幅は小さくても大きく踊れる時が カイカーン。
ジルバでも何でも歩幅が大きすぎるというのは万病の元です。両膝をくっつけたまま踊ってみて下さい、きっと何か得るものがあると思います。


ジルバで、大股でしかも蟹股で出てくる女子を真正面から見る時、私は百年の恋も
冷めてしまいます。お猿の籠屋(かごや)?を見てしまったとか・・。


 ジャイブの曲が入っても私はジルバしか踊れないのですが、極、希にジャイブを踊る女子がいます。それも下手くそなジャイブを・・・。上手だから許されるかと言えば、私は許せないと思っています。リード&フォローのなんたるかを心得ない人だと思っています。さもなくば「私はもう貴男なんかとは踊れない」という意思表示なのかもしれない・・・うん、きっと、そうに違いない。


遅めのジャイブとか4カウントで踊れば良さそうな曲を6カウントで踊ると、多分、目茶目茶遅いジルバになると思います。私はこれを名づけて「スロージルバ」といっておりますが、これはこれで、ものすごくムーディーですよ。


最後になりましたが「4カウントで踊るジルバ」については、私は踊れません。昔は4カウトも6カウントも両方踊れたのですが、6カウントが身体に染み込んでしまったのか、4カウントでは踊れないのです。・・・(^^;(^^;(^^; 関東のジルバの主流は4カウントジルバだと感じていますが、もう私は関東に行くと悲惨です。



First updated: 2000.11.23



教え魔的社交ダンス理論
Jiruba ジルバ 踊り方
Rumba ルンバ
Figure ○フィガー ×フィギュア
Step ステップ 足型 足形
○ スタンダード = × モダン
教科書 教本 教則本 図書 書籍 テキスト
ミニ・タイト・スカート

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2000/11/18

骨盤歩行

骨盤歩という人間の歩き方に関する研究用語です。この言葉は "伊澤式" スポーツダンス学習法 (白夜書房) ¥1800のP172にでてくる言葉です。goo の検索でも2件しか表示されなかったです。(2003.7.23 伊澤式が正しいのに誤った表示をしていると指摘してもらったので訂正しました・・・ご指摘感謝申し上げます)



普通の歩き方          骨盤歩

     前足          前足
     ┌┐          ┌┐ 
     ││          ││ 
     ││          ││
     └┘          └┘


つま先がいつも身体の           つま先はいつも身体
正面を指している。            の正面を指している
骨盤もいつも身体の            わけではありません。
正面を指している。            ボディターンに伴って、
                     つま先は身体に対して
                 /\  外を向いたり、内を向
                / ○\ いたりします。
┌──────┐       /   / 身体もつま先もあっちを
│○ 骨盤 ○│      /   /  向いたりこっちを向い
└──────┘      \○ /   たりします。
               \/    そこを旨く調節すると
                     ボディ全体の動きは
                     真っ直ぐにダイナミッ
                     クに動けるようになり
                     ます。

 ┌┐            ┌┐
 ││            ││
 └┘            └┘
 後足            後足




「普通の歩き方は骨盤が正面に向きっぱなしで、強いスウィングが生まれない。骨盤歩は骨盤の向きが一歩ごとに変わり、強いスウィングが生まれる。」と伊達先生の本には書いてあります。


私にはスウィングというイメージがわからないので次のように骨盤歩を理解しようと思っています。

股関節は解剖図によると骨盤の両端にあるようです。私ので左右の股関節の距離は約20センチ以上。骨盤を正面に向かせぱなしで歩くとこの20センチの幅を有効に使えません。骨盤歩を応用すると20センチは無理としても10センチぐらいは歩幅を広げるのに役に立つのではないかと思っております。これにドライブの技を加えると更に歩幅を広げるのに役立ちます。


「股関節を折る」という考え方があります。「股関節を上下に折る」だけに注目しがちですが、股関節にはもう一つの運動ができるのです。それは大きな水平方向へのねじれを股関節には作る能力があると言うことです。足首の関節も膝の関節も前後、上下方向には良く曲がってくれますが、「ねじる」と言うことでは、あまり貢献はしてくれません。よく骨盤を開くとかのアドバイスを聞きますが、骨盤を開いたり閉じたりなんかは物理的には不可能です。ものの例えなのでしょうが、強いて言うなら、両脚の股関節の部分でつま先や足を外に向ければ、骨盤を開く? 両脚の股関節の部分でつま先や足を内に向ければ、骨盤を閉じる? などと私は理解しています。

股関節のねじれを身体や脚と連動させてコントロールすることができれば、膝はそんなに前後に開かれなくても歩幅は十分に稼げると思っています。膝を広げなくても歩幅が稼げるので、ダンスパーティーぐらいの歩幅ならこの骨盤歩で十分に歩幅を稼げます。ロアを少なくしても普通の歩幅なら簡単に出せます。この股関節の捻りのコントロールは回転にも旨く作用してくれます。

股関節を捻るとき、股関節が折れ過ぎてるのは私は拙いと思っています。股関節の付け根を中心に身体の上方面と下方面は1本の回転の軸が通らなければならないと考えているからです。真っ直ぐに前進し続けるときでも、身体には軸ができなければならないと言うのが、歩行学で言う骨盤歩という考え方のようですが、社交ダンスでは、これに回転が加わるので、軸という言葉はより一層意味を持ってきます。軸は普通曲がっていてはいけません。かと言って、カチンカチンなのもいけません。「股関節を折れ」とのアドバイスは、ここいら辺も、考慮に入れながら、研究すべき課題だと思います。

身体の進行方向に対して、股関節をどう捻っておくかとか、逆の見方をすればボディをどう進行方向に対して捻っておくかがポイントだと思っています。(つま先のアライメントをいう場合、足首を捻ってアライメントを作ってはいけないと言うことではないかと私は理解しています。)

まあ早い話が、私の踊りは腰高です(^^; 野球でもなんでも腰高だと避難され続けてきました(^^;
膝が堅いとか、足首が使えないとか・・・要するにロアが下手なのですが・・・。
で、こんな私が歩幅を稼ぐのに研究した結果が、何か骨盤とか股関節に期待した方がいいみたいということになりつつあります。「重心を低くする」は「重心は安定」さえすれば良いので、「重心が低すぎるのは反って動きにくいです。」

「楽して大きくゆったり」が私の社交ダンスの目標でありますので、「骨盤」と言う言葉を手がかりに今後も研究?していきたいと思っています。


(私の拙い骨盤歩の図では、これは「ロボット歩き」と同じではないかとの指摘を受けそうなので、この点についてはいつか稿を別にして書いてみたいと思っています)



ロボット歩き(側対歩)



教え魔的社交ダンス理論
Body ○ボディ ×ボデー、ボディー
股関節 歩き方 ウォーキング
Party ○パーティ ×パーテー、パーテイ ?パーティー パーチー
Swing ○スイング ×スウィング、スィング
骨盤歩行



First updated: 2000.11.18




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2000/11/05

カルチャーショックダンス集

もう、どう少なく見積もっても、1000人以上の人と踊り、何万曲も踊っただろう。
その中で想い出のダンスと言えば、ダンスにおけるカルチャーショックと言っても良いものがやはり印象に残っています。本当にいろんなタイプの社交ダンスがあります。


雲の上をフワリフワリと踊ってるような快感に充ちたワルツを踊ってくれた教室の大先輩の競技ダンス女子選手


「脚を相手の身体の下へ入れて」を真剣に教えてくれて、ブルースの一体感を教えてくれた競技ダンス女子選手


スタンダードもラテンも1グラムの力も感じさせなかった羽毛のように軽かった競技ダンス女子プロ選手


ルンチャでは男は壁になれと100トンの圧力をマジにかけてきた元競技ダンス女子プロ選手


格闘ダンスも楽しいと思わせてくれた体力スタミナ抜群のどこかの教室の女の子


「蝶のように舞い、蜂のように刺せ」とボクシングのフットワークのような身軽な素晴らしいシャドーの見本を見せてくれた元競技ダンス男子プロ選手


ルンバで身体の軸の中心が1ミリもずれずに回転してたロシアのあの娘(日露(日本・ロシア)国際親善ダンス交流会)


私のようなものでも女子にライズロアを合わせて貰うと実力以上に優雅且つ大胆なワルツが踊れるんだとわからせてくれた女子(2002.07.07 江坂・ソシアルプラザ)



2000.11.05 初稿



教え魔的社交ダンス理論
カルチャーショック
○ スタンダード = × モダン
ワルツ
ブルース
Rumba ルンバ チャチャ
shadow シャドー シャドウ ソロ

カルチャーショックダンス集



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